本日6月7日は先負、不成就日。
旧歴での端午。
端午とは、元々中国から伝わってきたと言われています。
急に暑くなるこの時期は、昔から病気にかかりやすく
亡くなる人が多かったため、5月を『毒月』と呼び、
厄除け・毒除けをする意味で菖蒲やヨモギ・ガジュマロの葉を門に刺し、
薬用酒や肉粽を飲食して健康増進を祈願したとのこと。
日本での端午の節句は、奈良時代から。
もとは月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味で、
5月に限ったものではありませんでした。 しかし、午(ご)と五(ご)の音が同じなので、毎月5日を指すようになり、
5月5日になったとも伝えられています。
当時の日本でも、季節の変わり目である端午の日に
病気や災厄をさけるための行事がおこなわれていました。
この日に薬草摘みをしたり、蘭を入れた湯を浴びたり
菖蒲を浸した酒を飲んだりという風習がありました。 厄よけの菖蒲をかざり、皇族や臣下の人たちには蓬(よもぎ)などの薬草を配り
病気や災いをもたらすとされる悪鬼を退治する意味で
馬から弓を射る儀式もおこなわれたようです。
菖蒲は薬草で、邪気を避け悪魔を払うという昔からの信仰があり
節句にはヨモギとともに軒にさし、あるいは湯に入れて「菖蒲湯」として浴しました。
今夜も5月5日と同じように、厄除け・邪気払いをすると良いですね。
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